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新耐震基準までの背景
中古マンションを購入するときに気になるのが耐震基準です。
この耐震基準とはどういったものなのでしょうか?
大きな地震が起きるたびに国では耐震基準を見直して強化してきました。
一般的に耐震基準の大きな転換期が1981年の新耐震基準です。
1950年 ・・・・・ 旧 建築基準法制定
1968年 ・・・・・ 十勝沖地震 (M7.9)
1971年 ・・・・・ 旧 建築基準法施工令改正
1974年 ・・・・・ 伊豆半島沖地震 (M6.9)
1975年 ・・・・・ 大分県中部地震 (M6.4)
1978年 ・・・・・ 伊豆大島近海地震 (M7)宮城県沖地震 (M7.4)
1981年 ・・・・・ 新 建築基準法改正 新耐震基準
新耐震基準とは
この新耐震基準は簡単に言えば以下になります。
※震度5強程度の地震ではほとんど損傷しない建物であること
※震度6強から7に達する程度の地震で倒壊・崩壊しない建物であること
旧耐震基準とは
旧耐震基準を簡単に言えば以下になります。
※震度5強程度の地震では倒壊しない建物であること
では旧耐震基準建築の物件は震度5以上だと倒壊してしまうのか
阪神大震災のデータをもとに見てください。
阪神淡路大震災にみる倒壊度
阪神淡路大震災にみる倒壊度を以下データで見ると
新耐震基準では90%が大破しておりません。
旧耐震基準では70%が大破しておりません。
確率で言えば、新耐震基準では10% 旧耐震基準では30%が大破するという事になります。
個人的に言えば、旧耐震基準では無被害が30%しかないので
購入後も補修等の費用がかかり新耐震基準での物件が購入の前提になるのではないでしょうか。